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執筆者の写真Ian Shimizu-Pughe

音声SNSのClubhouseにて日本語でのトークを毎週開催しています

weMORI Clubhouse ご参加お待ちしています!


こんにちは!


悲しいニュースが多い今日この頃ですが、お元気に過ごされていますでしょうか?


環境に関しても、世界各地で未曾有の森林火災の発生などが聞かれます。また、8月9日には環境政策に大きな影響を与えるIPCC第六次報告書(第一作業部会)が発表され、気候変動問題解決に残された時間が少ないことが科学的に、より精緻に示されました。


大きすぎる問題を前に自分たちは、weMORIは、何から取り組めるのか?

先ずは興味を持ち話し合う場所が大切なのでは?と考え、音声で情報をやり取りするSNSのClubhouseにて、環境についてざっくばらんに話す機会を設けています。


日程:毎週水曜日8:30~9:30

場所:Clubhouse Club 「WEMORI」

内容:気になる環境トピックス、最近の環境ニュース、weMORIの最近


基本的に上記の日程で開催しています。Clubhouseは顔出しはないですし、気軽な気持ちで楽しく話していけたらと思っています。参加者の人たちからの発言も大歓迎としています。

ご都合が合えば、ご参加いただけますと本当に嬉しいです!


伊藤聡士



清水イアンからメッセージ


みなさんこんにちは、


最近は、明るい気持ちを持つのが難しくなるニュースが多いですね。


タリバン政権の復帰、カブール空港爆破テロ事件、続くコロナ禍、その上に気候変動の被害の深刻化が目立ちます。


マダガスカルでは、過去40年で最悪の干魃が起きており、30,000人ほどが食料にありつけず「飢饉(= famine)」の寸前まで来ている、と BBC が報道しています。


国連はこの状況を「気候変動飢饉」と名付け、世界で初めて気候変動が直接的な原因で飢饉が起きていると発表しています。現場の状況は本当に酷く、被災者は草や昆虫を食べて命を繋いでいるそうです。


「気候変動飢饉」ということは、つまり、これは天災ではなく人災だということです。


一部の人々の豊かさの犠牲になっている人が、今この地球上にいるという事実と、私たちは一体どのように向き合えばいいのでしょうか?


こういった人災が今後も増えていくであろう未来を、私たちはどのように歩むのが正解なのでしょうか?


「気候正義」という概念がありますが、これは「CO2 の排出が少ない国々や人々が、最も気候変動の悪影響に苦しむ」状況を「不正義」と捉える概念です。


日本などの先進国は、これまで大量の CO2 を排出してきました。しかし、その結果として起きる気候変動の影響には、特に貧困国などと比べると、強いわけです。

複雑に絡まった地球規模の経済システムは、消費の「向こう側」(特に悪影響)を見ることを難しくし、その結果世界に対する私たち一人一人の「責任意識」を薄めたと思います。


私たちの日々の行いや私たちが社会システムに及ぼす影響が、マダガスカルのような国の運命と繋がっている意識を、つまり「繋がり」の思考を、私たちは取り戻す必要があると思います。


そのためには、「見る」ことが大事だと考えます。今、世界中で起きている森林火災や、マダガスカルの惨状が私たちに訴えかけていることはなんなのか?見た上で考える。


国連は「変革」が必要と言います。であれば、私たちはどこまで「常識」を脱ぎ捨てることができるのか、これがこの先の挑戦なのかもしれません。


「常識」が今の状況を作ったのだとしたら、それにどれほどの価値があるのか?weMORI は挑戦を止めない団体であり続けたいと思います。


みなさん支援、サポート、いつも本当に、本当にありがとうございます。


清水イアン


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